5Gで塗装はどう変わる?

ついに始まる5G通信

皆様いかがお過ごしでしょうか。2020年4月日本は新型の感染症、コロナウィルスが経済と生命に深刻な影響を与えています。

私達建設の業界にも暗い影を落としつつあります。地方ではまだそこまでの影響は無いように感じますが、関東の感染者が大幅に拡大し地方にもその影響が波及する日も近いと感じています。

暗い話ばかりしていても仕方ないので明るい話題へまいりましょう。タイトルでお分かりの通り2020年4月よりついに5G通信がスタートいたします。約10年振りに4Gから5Gに移行ということになります。皆様もお気付きの通り5Gき5は第5を指し、Gはジェネレーション(世代)を指します。つまり、5Gとはモバイルインターネット第5世代という解釈になります。

世代のおさらいとして、1G~5Gまでをサッと紹介します。

「1G 」アナログ携帯電話時代 1980年代~1990年代

当時の携帯電話はアナログ無線の応用で運用されていました。

「2G」デジタル携帯電話   1990年代~2000年代

この世代になり無線技術がデジタル化され、音声だけではなく、データ通信(メール)が可能となりました。1999年ドコモからiモードがスタートします。

「3G」電波が初の世界標準と高速化 2000年代~2010年代

3G以前は各国がそれぞれの規格の電波で携帯を運用していたことから、1台の携帯電話で世界中どこでもというわけいきませんでした。それが3Gになって規格が統一され世界中どこでも通信が可能になりました。加えてiモードなどのデータ通信のプラットフォームが確立したことで通信容量が増えました。これも3Gになって解消されています。

「4G」スマートフォンの登場と更なる高速化 2010年代~2020年

3Gで携帯電話の機能はもう限界だろう。これ以上高性能な携帯はないだろうと皆が思い、コモディティー化した市場にスマートフォンが登場します。ボタンがない電話に誰もが驚いたと同時に「いらなくない?」「今ので十分でしょ‼」という声をよく聞きました。YouTubeが登場し、動画、音楽の時代が来ます。10年経った現在ほとんどの人が所有していますね。その4Gも3Gの問題を解決することで世代を交代しました。前の世代の問題の解決がブレイクスルーになるようです。

「5G」高速大容量低遅延通信 2020~

これまで紹介したように約10年というスパンでブレイクスルーが起こっているようです。もうこれ以上ないという技術でも10年間頭のいい科学者が必至に研究すれば世代か変わる‼すごい世界ですね。

5Gで何ができるの?

5G5Gと連呼していますが、いったい何が変わるんだいと思っている方も多いでしょう。簡単に説明します。5Gで変わることは多きく分けて3つあります。

➀高速大容量通信

➁超信頼・低遅延

➂多数同時接続

上記の三つが大きく変わる項目です。順番に見ていきましょう。一つ目の高速大容量通信は読んで字のごとく大量の電波をより早く届けることができる技術です。専門的なことはわかりませんがビームフォーミングという技法だそうです。

二つ目の超信頼・低遅延もその字の通りで3G や4Gでは動画視聴やサイトの表示にぐるぐるマークが出て表示や再生に時間がかかることが時々あります。それを解消するそうです。じぁあどの程度の遅延なのと聞かれたら、人間には感知することができない程度の遅れだそうです。「それって遅れっていうの?」ニホンゴムズカシイ・・・

三つ目はイベントや災害時などとにかく大勢の人が同時にインターネットに接続しても通信ができるようになるということです。加えて家電や物がインターネットにつながるIoTです。

ちなみに2019年4月~アメリカと韓国では5Gの運用が始まっています。世界初を競って無理を押しての導入だったようです。先行導入したアメリカはトランプ大統領が6Gに向けて準備を進める的な発言をしていました。ハヤスギル・・・

この技術使った代表的なサービスは次の6つになるそうです。

①動画・・・高速技術で2時間映画のダウンロード時間3秒程度

➁VR・・・・スポーツ観戦をライブや自宅で共有・多くの場面をマルチアングルで

➂ゲーム・・・ゲーム機本体が消える?コントローラーだけでクラウドゲーミング

➃自動運転・・・日本中どこでも自動運転化へ2030年代を目安

➄医療・・・・・自動運転や遠隔手術で早期治療

➅商品購入・・・お店からレジが消える‼Amazonがタッチレスゲートストア センサーで手にした商品を検知しキャッシュレス決

済でレジが不要に‼

大まかにこのようなことが事が可能になるとされています。他にはIoT(アイオーティ【インターネットオブシングス】)があります。これは物がインターネットにつながるということを指します。最近ではホームスピーカーや冷蔵庫やエアコンがネットにつながりスマホから遠隔操作ができたるする商品があります。これらがIoTです。このように5Gの世代ではすべての物がネットにつながることができるようになることで回線が過密になることが予想されます。次世代の6GはこのIoT過密の解消がブレイクスルーになることが予想されます。

ここまで歴史と技術を紹介してきました。ようやく本題の5Gと塗装の関係についてお話いたします。

インターネットと建築塗装

インターネットと塗装になんの関係があるか疑問を感じる方もいるでしょう。しかし、私は大きく関係していると断言できます。まずは仕入れに関してです。インターネットが登場する以前は仕入れは材料屋や問屋、近所の金物屋などがほとんどだと思います。現在はどうでしょうモノタローのような業者の登場により、全国の不特定多数の施工業者や一般消費者が顧客となっています。前者の販売形態をB2B (ビジネスtoビジネス)企業間の取引のことです。メーカーが問屋に卸し、小売店に卸すといった具合です。後者はB2C(ビジネスtoカスタマー)中間業者はインターネットの登場で省かれ、生産者と消費者が一気につながることが出るようになりました。しかし5Gの時代にはB2B2Xになると言われています。(最初のBはドコモなどの通信事業者が提供するインターネットの電波を使って次のBが商品やサービスを販売する相手はX【B企業でもありC消費者でもある】)実際、刷毛やローラーをネット注文している塗装屋さんは多いことでしょう。私もその一人です。

仕入以外ではどうでしょう。仕事にインターネットは関係ないと言い切れますか?御社にはHPホームページはありますか?そのHPはなんのためでしょうか。インターネットからの顧客獲得の手段のひとつと言えるでしょう。他にもネットの一括見積の会社に加盟している企業もいるでしょう。HPから集客を考えている方はB2Cが多いと思いますが、HPでインターネットを使用している時点でB2B2Cになっているということです。このCをXにし、CとBの両方にアプローチすることが5G時代のようです。このようにインターネットは塗装業界にも深く浸透していると言えるでしょう。キャッシュレス決済もそうですね。

5Gと塗装

インターネットが5Gになると塗装業界にどのような変化が起きるでしょうか。あくまで私の推測ですが、塗装そのものは下火になっていくと考えられます。ネットとは関係ありませんが、建築塗装では数年前から新建材に代表されるようにプリントされたシートで覆われた建材を新築で使うようになってから新築現場では塗装の出番は少なくなりました。5GでIoT化された建材が開発され、究極ホログラムのような景観を自由に変更できるものが出た場合下地の建材は耐久性重視の無機質なものになるでしょう。

下地に塗装などする必要もありませんから、そういった新築以外の既存のサイディングの住宅を取り合うようになるでしょう。そうした寡占市場では消費者目線では価格だけが競わされることとなるため大手の業者に軍配が上がります。小さな会社は大手の下請けになるか淘汰されるでしょう。現在のようなローコスト住宅ではその世代の家族だけが住むことが多いですのでメンテナンスにお金をかける家庭も少ないでしょう。塗料製造メーカー大手の関西ペイントは自動車用塗料の製造をやめるといった記事をめにし驚きました。最大の顧客であるトヨタ自動車が自動車への塗装をやめるそうです。塗装に変わりシートが使われるそうです。

そのシートの耐久性が大きく向上した場合建築業界に波及してくることは容易に想像がつきます。関西ペイントは塗料製造の技術を応用してバッテリー製造にシフトするそうです。電気自動車などトヨタにニーズがありそうです。

そのトヨタも自動車屋さんやめます宣言をしていました。これは5Gにがっつり関係したことですが、自動運転が完全化されると同時にカーシェアリングも盛んになるそうで、車が売れない時代がすぐそこまで来ているそうです。それを見据えトヨタは新たに自動車を使ったサービスを売る企業にシフトするそうです。トヨタが走らせるカーシェアリングを定額制にして会員を募るといった感じでしょうか。このように新たな通信環境が世界の大企業にさえ大きな影響を与える中私のような零細企業は将来をどう見据えるのか大いに考える必要があります。塗装の定額制なんて時代もくる?かもしれません。

現状の5Gは大きな可能性を秘めた技術ですが、まだまだ商売とつながりができていません。この新しい技術をうまく使ったサービスや仕組みをつくり潜在的な需要を発見できた企業が勝ち組になることは明確といえるでしょう。

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